手引きGuide 04
交通インフラの研修モデルで、工程と機能を分けて設計した話
結論
交通インフラ設備の研修用モデルを、工程18のまとまりと機能23のまとまり、合わせて41のグループに分けて組みました。「作る順番」と「何のための部品か」を別の軸で見られるようにすることが狙いです。研修では、この二つを分けておくことが理解の助けになります。
研修でつまずくのは、二つの軸が混ざるから
設備を学ぶとき、初学者は二つのことを同時に覚えようとします。一つは、どういう順番で組み立てるか(工程)。もう一つは、その部品が何のためにあるか(機能)。この二つが混ざったまま説明されると、順番を追ううちに意味を見失い、意味を追ううちに順番が分からなくなります。
やったこと
研修用のモデルを、二つの軸で分けて構造化しました。工程の軸では、組み立ての流れを18のまとまりに区切りました。機能の軸では、部品を役割ごとに23のまとまりに整理しました。合わせて41のグループです。
学ぶ人は、工程の軸で「次に何をするか」を追い、機能の軸で「これは何のためか」を確かめられます。同じモデルを二つの見方で行き来できるので、順番と意味が結びつきます。
- 工程の軸 18グループ
- 機能の軸 23グループ
- 合計 41グループ
設計の勘どころ
グループの粒度が細かすぎると、全体像が見えません。粗すぎると、研修の役に立ちません。どこで区切るかは、教える内容と学ぶ人のレベルで決めます。ここは機械的には決まらず、現場の教育経験に沿って調整します。
教材は、構造から考える
研修教材というと、動画やスライドの見栄えに目が行きがちです。ですが、学びやすさを決めるのは、その手前の構造です。何を、どの軸で、どの粒度に分けるか。そこを設計してから、映像や資料の形にします。